「信託の理屈は分かった。
その先の実務を学び、法解釈も研究したい」
という法律家(司法書士、弁護士、行政書士)の皆様へ

 一般市民の間でも自由に信託を組成することが可能となった平成18 年の信託法改正から10 年が経過し、財産管理や相続、そして事業承継の現場等で信託の活用が進んでいます。
 また、信託という新しい制度が社会に浸透するにつれて、信託に関わる各士業のポジション・役割も徐々に明確化されつつあります。
 とりわけ法律の専門家については、以下のような専門的な業務が求められています。

  • 信託スキームの設計(コンサルティング)
  • 信託契約書の作成
  • 登記を始めとした信託の実行に伴う各種手続き

 しかし、法改正からの期間が短いため、信託法の解釈、特に民法とバッティングする部分の整合性については、まだ裁判例もなく、学者や法律家の間でも意見が統一されていません。それ故、法律家の多くは信託に取り組むことを躊躇しているのが現状です。しかし、この“答えのない部分”こそ、空虚な法律論ではなく、あくまで制度を活用する国民の視点を持って真剣に議論すべきなのです。
そこで、法律家の目線から「信託の実務」をマスターし、かつ利用者の視点に立っての「信託の理論と法解釈」を検討する、信託の長期連続講座を開講します。

講座コンセプト

1. 信託コンサルティングの手法をマスターする。

信託スタートまでの実務(初期面談、問題点の整理、スキームの選択・設計、信託の提案、当事者や外部者への説明、信託の実行、実行後のアフターフォロー)を体験して頂きます。また、信託をビジネス化する上で欠かせないコンサルティングフィーについても、きちんとお客様に説明する方法を伝授。講師のお二人が多数の信託に携わる中で培ったビジネスの進め方をご紹介します。

2. 信託を提案するための引き出しを増やす。

あらゆるお客様のニーズに応えるため、信託スキームの“引き出し”を、徹底した実践ワークで増やしていきます。「このようなケースではこの信託だ」という発想力を最大まで高めることが目標です。

3. 顧客や金融機関等への説明手法や対話術をマスターする。

信託の理論は理解したが、顧客や金融機関等にうまく説明ができないために、実際の案件受任に結びつかないという話をよく耳にします。
確かに信託は一般の方にとって非常に難しく、また金融機関等の知識人にとっては既存の常識を覆されるという抵抗感を感じるものですから、そのような“壁”をクリアにする方法を解説します。

4. 法律家に求められる“ 信託契約書等の作成スキル”を身に付ける。

信託契約書を正確に作成できる専門家はまだ少なく、間違いだらけの契約書が出回っているのが実情です。本講座では、正しい信託契約書を作成するスキルはもちろん、間違いだらけの信託契約書を見抜き、正しく作り変えるスキルを身に付けていただきます。

5. 信託の実行に必要な手続(登記等)に関する実務をマスターする。

信託の実行には登記を始めとした様々な手続きが伴いますが、信託契約書と登記原因証明情報の関係など、意外と研究されていない分野が存在します。この部分は法律家の専門業務ですから、その進め方をしっかりと学んでいただきます。

6. 未確立の新信託法に対する正しい解釈がどうあるべきかを検討する。

新信託法の解釈については、まだ諸説があり、裁判例が少ないのが実情。そのために信託の採用を躊躇してしまう専門家も多いと聞いています。しかし、信託以外の対応法が考えられない事案は多数あり、国民は明らかに信託の普及を求めています。
そのことから、法律家の責任として、ただ漫然と裁判例を待つのではなく、国民の視点に立って、今まで誰も触れようとしなかった民法の闇の部分も含めて、社会的問題点に対して正面から議論をする機会を設けたいと考えています。

7. 専門家チームによる信託コンサルティングの実務を体験する。

実際の信託組成の現場では、単一の専門分野しかない専門家だけで対応するのではなく、法律家、会計人、経営専門家、保険専門家、不動産専門家など、複数の分野の専門家が知恵を結集して一つの案件に取り組んでいます。
本講座において、そのようなチーム対応を疑似体験していただくことで、現場でリーダーシップを取ることのできる専門家を育成したいと考えています。

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講座の特徴

真剣に実務に取り組むプロ向けの講座です。

この講座は、何より実務をマスターすることに重きを置いています。
したがって、一方的に話を聞くだけの講義はほとんど行いません。
つまり、「信託に関するしっかりとした基本知識を持っている事」が参加の条件となります。

  • 1

    講座の相当割合は、ケーススタディを用いた「信託スキームの設計演習」や「対話演習」「ディベート」等の実習部分です。
    実務と同様の手順を、とにかく数多く体験して頂きます。

  • 2

    演習に用いる素材は、講師が過去にコンサルティングを手掛けた事例ばかり。
    実際のケースを使った演習なので、リアリティが違います。

  • 3

    法律家として、信託をどうビジネスにしていくか。コンサルティングとしてかかわるケースはもちろん、
    他士業から信託案件が持ち込まれた場合の実務への関わり方もお伝えします。

  • 4

    他の講座では体験できない信託組成ロールプレイ、ディベート、そしてチーム対応コンペなど、
    実際の案件を受任しているかのような疑似体験をすることができます。

このような方はぜひご参加ください。

  • 民事信託の基礎知識は修得したが、実務をどうすればよいか悩んでいる専門家の皆さま
  • すでに民事信託に取り組んでいるが、自分のやり方で大丈夫なのか不安な専門家の皆さま
  • 相続や財産管理のコンサルタントとして活躍しているが、信託でコンサルティングの幅を広げたい専門家の皆さま
  • 他の事務所に先駆けて民事信託をサービスに取り入れたい税理士・会計士の皆さま

講師紹介

現在、日本で最も民事信託に詳しい専門家が
コンサルティング手法を皆様にお伝えします。

講師からのメッセージ 〜河合先生〜Message

 民事信託という言葉も、ここ1年くらいで急速に広まり、認知度が大幅にアップしています。しかし、この言葉の本質を理解している専門家は少なく、その仕組みを完全に使いこなせるスキルを持っている人は数える程度です。
 また、民事信託は、最近の法改正以降に出現したものですから、事例も少なく、裁判例も少ないのが実情。「法的解釈」の積み上げがないため、活用に二の足を踏んでいる専門家も多いのではないでしょうか。
 このような状況を受けて、税務・会計や法務の専門家が、現場で民事信託を活用するためのスキルが身に付けられる講座を開催することにしました。基本的な知識は理解していることを前提に、「家族信託活用チェックシート」による問題点の整理と信託スキームの選定、「概算見積ヒアリングシート」「家族信託説明書」「家族信託設計図」などを使ったコンサルティングの進め方を、演習形式で学んでいただきます。
 多くのお客様の願いや想いを実現したいプロフェッショナルの皆さまは、ぜひこの講座に参加し、民事信託を使いこなしていただきたいと思います。

講師略歴Profile

協同組合親愛トラスト 代表
一般社団法人よ・つ・ば親愛信託普及連合 代表
松尾 陽子 先生 Youko matsuo
特定行政書士、北九州市で行政書士まつおようこ法務事務所を経営、中小企業の事業承継を支援する「協同組合親愛トラスト」「一般社団法人よ・つ・ば親愛信託普及連合」などの代表を務める。数々の職歴を経て行政書士試験に合格、現在は、民事信託の専門家である河合保弘先生と共に、北海道から沖縄まで、全国で信託の組成に取り組んでいる。
社会保険労務士・司法書士
河合 保弘 先生 Yasuhiro Kawai
平成5年、司法書士登録。予防法務やリスクマネジメント、個人の財産管理のための民事信託、遺言等の設計等の専門家として活躍。特に民事信託については、パイオニアとして数多くのコンサルティング案件に関与してきた。講演、出版の実績も豊富で、著書は実に25冊以上にものぼる。よ・つ・ばグループ協同組合親愛トラスト顧問。
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講座プログラム

第1回
2020年 6月9日(火) 10:00〜17:00
第2回
2020年 6月23日(火) 10:00〜17:00
第3回
2020年 7月7日(火) 10:00〜17:00
第4回
2020年 7月28日(火) 10:00〜17:00

第1回

近年急速に普及が進んでいる信託に関して、
基本的な仕組みや考え方を共有します

  • 本講座の目的と内容説明
  • 「親愛信託」の意味と考え方
  • 信託の基本的な仕組みと理論
  • 民法、保険法その他の法律との関係
  • 親愛信託の各態様の解説
  • 案件獲得までのプロセス解説
  • 依頼になるコツと依頼にならない原因
  • 初期相談から契約書作成までのプロセス解説
  • 基本事例1の実習
  • 宿題出題(基本事例のスキーム設計)
課題の内容:
認知症対策、障がい者福祉等の財産管理系信託

第2回

信託の専門家として依頼者からの各種相談に
応じられるスキルを磨きます

  • 宿題の発表と解説
  • 相続&後見と資産承継&事業承継の考え方
  • 信託契約書の作成と登記手続きについての解説
  • 基本事例2の実習
  • 顧客への説明演習
  • 金融機関への説明演習
  • 種類株式&属人的の基礎知識講義
  • 応用事例1の実習
  • 宿題出題(信託法解釈に関する課題提示)
課題の内容:
受益者選択等の事業承継系信託

第3回

実際の信託設計、契約書作成を疑似体験していただきます

  • 宿題に関するディベート
  • 応用事例1の解説
  • 応用事例1の契約書等作成演習
  • 信託と税務の関係
  • 決算書から見る信託
  • 他の専門家への説明演習
  • 応用事例2の実習
  • 応用事例1及び2の最終形完成
  • 宿題出題(最終日コンペの課題発表)
課題の内容:
遺留分対策、家督承継等の財産承継系信託

第4回

実際の事案をベースとした複合的課題について、チームで議論し、発表をしていだきます

  • 応用事例2の解説
  • コンペ課題の実習
  • コンペ課題の最終形完成
課題の内容:
各要素が複合したライフプラン設計型信託
会場 ビズアップ総研 第2セミナールーム
(東京都港区新橋1-7-1 近鉄銀座中央通りビル9階 日本ビズアップ内)
受講料 1名様につき
330,000 (税・テキスト代込み)
ビズアッブ総研会員価格
275,000 (税・テキスト代込み)
  • 「信託コンサルタント養成講座」は全4講座となります。1講座のみの参加はできません。
  • 講座開催2週間前までに、受講票と請求書をお送りいたしますので、ご受講料は事前にお振込み願います。

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